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ファイブロ・マイアルジア

【読み】
ふぁいぶろ・まいあるじあ
【英語】
Fibromyalgia
【辞典・辞典種類】
新編咬合学事典
【詳細】
OPG-3によれば、両側性の広範性の筋骨格系の痛みと凝りを、上半身ならびに下半身の両方に自覚する症状をともなう全身的な疼痛症候群で、決められた18部位中11以上の部位において明瞭な圧痛を示すものとされる。
ファイブロ・マイアルジアは、米国において注目されている疾患(概念)で結合組織炎fibrositisと同義とされる。米国リウマチ学会では本症を関節外リウマチと位置づけている。本症は加齢とともに重症度が増し、睡眠障害やうつ状態との関係が指摘されている(Baumstark1993)。さらに、全身の倦怠感、慢性の頭痛、不安感、腫脹感、過敏性腸症候群も認められることがあり、これら症状は天候や活動により変化しやすい。
頭蓋下顎障害とは症状の類似から注意が必要である。