アイデアルアーチ(フォーム)
- 【読み】
- あいであるあーち(ふぉーむ)
- 【英語】
- ideal arch(form)
- 【辞典・辞典種類】
- 歯科矯正学事典
- 【詳細】
- 上顎および下顎の歯列弓の理想的な形態をアイデアルアーチという.矯正治療で歯の移動を行う場合,この考え方を目標にアーチワイヤーが屈曲され,滑らかな連続性の弧をなす歯列弓に配列される.使用するブラケットや歯の移動の仕方により多少異なるが,基本的に上下顎とも側切歯から側切歯までは円弧の一部,犬歯部は小さな円弧の一部(犬歯の補償カーブ),第一小臼歯以降は二等辺三角形の一辺の直線を結ぶ多少ふくらみをもったなだらかなカーブとし,犬歯部に1/2mmのケナインオフセット,大臼歯部にモラーオフセットなどを付与する.また,必要に応じてアンカレッジベンドやバイトオープニングベンドが付与される(ベッグ法).エッジワイズ法では,上顎では側切歯にラテラルインセット,犬歯および第一大臼歯にオフセット,下顎では犬歯にラウンドケナインオフセットまたはケナインオフセット,第一小臼歯にプレモラーオフセット,第一大臼歯にモラーオフセットが付与され,第二大臼歯には上下顎ともトゥインが与えられる.上下顎のアイデアルアーチを屈曲した後,これらを十分にコーディネーションさせることが重要であり,また海綿骨の溝(trough of cancellous alveolar bone)からはずれないように屈曲すべきである.