アッカーマン‐プロフィットの分類
- 【読み】
- あっかーまん - ぷろふぃっとのぶんるい
- 【英語】
- Ackerman-Proffit’s classification
- 【辞典・辞典種類】
- 歯科矯正学事典
- 【詳細】
- アッカーマン(Ackerman)およびプロフィット(Proffit)は,アングル(Angle)の分類法が矢状方向のみの基準しか有していないことに気づき,総括的に不正咬合を分類,図示する方法を考案した.すなわち,左右,前後,上下方向について歯の配列状態,側貌,歯列弓,アングルの分類,咬合の深さの5つの特徴形質によりそれらの相互関係を評価した分類法である.これはベン(Venn)の図形を用いてグループ1からグループ9まで分け,構成したものである.配列度や対称の程度は,すべての歯列について共通であるためグループ1とした.これからは叢生,空隙歯列などが考えられる.顔面の側貌は多くの不正咬合により影響を受けるのでグループ2とした.これからは口唇がオトガイ部や鼻に対して凹型,直線型あるいは凸型などがわかる.3つの次元すなわち左右,前後,上下方向についてはグループ3~9とした.左右方向の面からの歯列弓の特徴を評価するのはグループ3で歯槽性あるいは骨格性かを記録する.前後方向,矢状面での関係を評価するのはグループ4でアングルの分類法が用いられ不正咬合が歯槽性か骨格性のものなのかを記録する.患者や歯列を上下的な次元で観察し,上下的問題を扱うのがグループ5であり,これには前歯部開咬,前歯部過蓋咬合,臼歯部の開咬などが考えられる.ここでも歯槽性あるいは骨格性のものかを決める.グループの重なり合いは,ベンの図形の中央にみられるグループ6~9で隣接するグループや包括するグループの形質特徴が含まれており,さらに細かい内容を観察する.グループ9では不正咬合をもっと厳しく観察するものですべてのグループ(歯列の配列状態,側貌,左右,前後,上下的な関係)の規準とかかわり合いをもっている.
→不正咬合の分類