応力-ひずみ曲線
- 【読み】
- おうりょく - ひずみきょくせん
- 【英語】
- stress strain curve
- 【辞典・辞典種類】
- 歯科矯正学事典
- 【詳細】
- 材料に応力をかけるとひずみが生じる.縦軸に応力δ(たわみ/もとの断面積)を横軸にひずみε(たわみ/もとの長さ)を図に表したものが応力-ひずみ曲線である.ワイヤーを引っ張ったときA点までは応力を除去すると,ひずみが残らず完全にもとに戻りOA間には比例関係にあり直線となる.このひずみを弾性ひずみという.またこのもとへ戻る限界を弾性限度という.A点を超えてさらに応力を加えると応力に対して,ひずみのほうが大きくなる(B点).この状態で応力を除くとB点に戻りA,Bの残留ひずみを生じる.これを永久ひずみといい金属加工に利用している.最も応力の大きくなったC点を最大引っ張り強さという.以降はむしろ応力が小さくなってもひずみが増加した状態になる.これ以上に応力を加えたD点で破断する.