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下顎枝

【読み】
かがくし
【英語】
mandibular ramus
【辞典・辞典種類】
歯科矯正学事典
【詳細】
 下顎骨を構成する骨の1つで,下顎体の左右から後上方に出る薄い四辺形の骨板である.その前端は顔面動脈による溝(下顎角前切痕)で,ここから後方に伸び,その間に下顎角の領域を含む.下顎枝の上端は前方の筋突起および後方の関節突起に終わる.下顎枝の内面ではほぼその中央に下顎管の開口部である下顎孔が存在する.また下顎孔の前縁には大小不定の突起,すなわち下顎小舌が認められる.
→下顎(骨)の成長,下顎体