下顎枝矢状分割法
- 【読み】
- かがくししじょうぶんかつほう
- 【英語】
- sagittal splitting method of mandibule, sagittal splitting osteotomy of ramus
- 【辞典・辞典種類】
- 歯科矯正学事典
- 【詳細】
- 主に下顎前突症などの顎変形症の治療のために用いられる顎矯正手術の1つで,口内法により下顎骨を下顎枝で矢状方向に外側骨片,筋突起および関節突起からなる左右下顎枝部,内側骨片を含む下顎骨体部の3部に分離する.骨体部は上下および前後の移動,また上下および左右の回転など,任意の移動が可能である.
【適応】下顎前突症,下顎後退症,下顎非対称,開咬症,低位咬合,咬合平面傾斜異常などの症例で,矯正治療の範囲を超えた顎変形症に適応され,顎の成長がほぼ終了した時期に行われる.
【種類】下顎枝外側の骨切り部位によって,オッぺゲーザ原法,オッペゲーザ-ダルポン法,オッペゲーザII法がある.
→外科的矯正治療,下顎前突症の手術