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下顔面高

【読み】
かがんめんこう
【英語】
lower facial height
【辞典・辞典種類】
歯科矯正学事典
【詳細】
 顔面の生体計測において下顔面の高さ(infradentale-menton間の距離)を示す.顔面の全体の高さは(nasion-menton間の距離)は出生時で成人値の38~45%,5歳時では平均77%であり,そのうち上顔面の高さ(nasion-prosthion)は5歳時で成人値の平均89%であるが,この時期においては下顔面の高さは上顔面の高さに比較して小さく,主としてその後の下顔面部の成長(下顎骨の成長)により顔面の高さが増加する.臨床的には,下顔面高の長い患者は high angle が多く,側貌の改善なども比較的難しく,また skeletal classIIIや開咬に多い.