顎変形症
- 【読み】
- がくへんけいしょう
- 【英語】
- deformity of jaw
- 【辞典・辞典種類】
- 歯科矯正学事典
- 【詳細】
- 顎変形症とは,先天的あるいは後天的な顎の変形に伴い,顔貌の非対称,近遠心的変形,上下的変形などの形態的な問題とそれにより生じる機能的障害が存在するきわめて多岐にわたる病態を含むものである.原因としては,先天性異常,出生時の外傷,後天的成長発育の異常,発育過程での炎症,外傷,腫瘍,手術などの後遺症などがある.顎変形症には上顎前突,上顎後退症,下顎前突,下顎後退症(小下顎症),上下顎前突,上下顎後退症,開咬,顔面肥大症,下顎突起(下顎頭)の肥大または発育不全,唇顎口蓋裂などが含まれ,治療に際しては矯正歯科,口腔外科,補綴科などによる総合的なチームアプローチが必要である.
→外科的矯正治療,他科との協同による治療