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顆状突起

【読み】
かじょうとっき
【英語】
condyloid process
【辞典・辞典種類】
歯科矯正学事典
【詳細】
(同)関節突起
 関節突起は下顎枝上端の後方に位置する突起で側頭骨鱗部下面と関節窩,側頭骨頬骨突起の関節突起ならびに関節円板とともに顎関節を構成する.関節突起の後方は下顎枝の後縁に続き,前方は下顎切痕を経て筋突起に続く.関節突起の上端は長円形に膨大し下顎頭となる.下顎頭の長軸は前外側より後内側に向かい,左右の下顎頭の軸を延長すると前方に開いた150~160°の鈍角で交わる.下顎枝と下顎頭との間はややくびれて下顎頭となる.下顎頸の前面の下顎切痕の辺縁の付着部の内側にみられる浅い凹みは,外側翼突筋が付着する翼突筋窩である.
→下顎骨,下顎(骨)の成長