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眼窩犬歯法則

【読み】
がんかけんしほうそく
【英語】
orbital canine law
【辞典・辞典種類】
歯科矯正学事典
【詳細】
 ジモン(Simon)の三平面のうち眼窩平面は正常咬合を有するものでは年齢に関係なく,上顎犬歯の尖頭,下顎犬歯の遠心隅角および側貌上では顔の口角部とオトガイ点を通過するというものである(眼窩犬歯法則)とし,これをもって上顎または下顎の歯列の前突,後退を判断する.しかし,日本人には適用できないことが多い.眼窩犬歯法則の独断性はアングルの上顎第一大臼歯の位置不変説と同じく個成長や個体変異,人種的変異を認めなかったという欠点がある〔ブロードベント(Broadbent),ヘルマン(Hellman)〕.
→ジモンの顎態診断法,顎態模型