顔面規格写真
- 【読み】
- がんめんきかくしゃしん
- 【英語】
- conditioned facial photograph
- 【辞典・辞典種類】
- 歯科矯正学事典
- 【詳細】
- (同)顔面写真
矯正治療において治療目標と治療方針の決定,治療術式の選択ならびに治療経過の予測と予後の推定などを含めた正確な診断を行う際に必要不可欠な写真の1つである.口腔内写真と同様に形態的検査における重要な資料である.被写体を一定規格のもとに固定して一定条件で撮影する場合には顔面規格写真とよび,正貌(正面像),左右側貌(側面像),45度斜位などがある.一定規格とは,左右の外耳孔にイヤーロッド(耳扞)を挿入して遠方を正視させ,咬頭嵌合位で咬ませ,口唇が無理なく閉ざされている状態で,カメラからの距離が一定であることをいい,光量や撮影条件を一定にすることが望ましい.
【観察の要点】
1)正面からの観察
(1)顔の形状(円形,方形,逆三角形)
(2)上顔面高と下顔面高の関係
(3)顔面の左右対称性
(4)口唇,口腔周囲筋群の緊張状態
(5)下顎の開閉運動時の側方への偏位の有無
2)側面からの観察
(1)中顔面の突出あるいは陥凹:顔面のタイプの分類;凸型(convex type),凹型(concave type),直線型(straight type)
(2)軟組織側貌の観察(エステティックライン,ホールダウェイライン,スタイナーラインによる分析)
(3)頭蓋に対するオトガイ部の位置
(4)下顎角の大きさ
(5)下顎下縁平面の傾斜:ハイアングル(high an-gle),ロウアングル(low angle)
【顔面写真の分析法】
1)ジモンの顔面写真診断法
2)斎藤の写真判定法
→写真分析法