顔面計測法
- 【読み】
- がんめんけいそくほう
- 【英語】
- somatometry of face
- 【辞典・辞典種類】
- 歯科矯正学事典
- 【詳細】
- 矯正診断における成長分析法の1つである生体計測学的分析法である.顔の調和の程度の判定,不正咬合と顔の成長の関係を把握する際に行われる.ヘルマン(Hellman)は顔の生体計測を行い,顔の高さ,深さ,幅の三次元的分析法を発表した.これは計測値を標準偏差図表に記入し,折線で結ぶものでウィグル(wiggle)法ともよばれる.また,顔の比率についてリケッツ(Ricketts)は顔の各部に1:1.618の黄金分割比率が成り立つとしている.
1)臨床的意義:矯正臨床において顔は個性ある立体であるため生体の観察と計測が不可欠である.
2)方法:下記の各項目について各計測器により計測する.
顔の高さ:滑動計
顔の深さ:河上・中根式ヘッドスパナー
顔の幅:触角計
黄金比:黄金分割コンパス,曲尺,角度計
→ヘルマンの成長分析法