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咬頬癖

【読み】
こうきょうへき
【英語】
cheek biting
【辞典・辞典種類】
歯科矯正学事典
【詳細】
 上下顎臼歯部咬合面間に頬粘膜を介在させてこれを咬む癖をいう.不正な歯の配列によって二次的に生じることもあるが,主たる原因は心理的なストレスなどによるものであることが多い.側方歯群の萌出完了後もこの習癖が継続している場合には臼歯部の開咬などの不正を起こしやすい.若年者に少ないことを特徴とするために動機づけが比較的容易である一方,すでに不正咬合が併存する場合には,マルチブラケット装置などの矯正装置を用いないと完全治癒は困難であることが多い.