骨軟化症
- 【読み】
- こつなんかしょう
- 【英語】
- osteomalacia
- 【辞典・辞典種類】
- 歯科矯正学事典
- 【詳細】
- 骨軟化症(くる病)は組織学的に類骨組織が過剰に骨のなかに存在する病態である.この病因は多数あり,1つの症候群といえる.ただし,くる病は成長期の骨格に起こるものであり,骨軟化症は骨格成長終了後に起こる同じ病態である.
【原因】ビタミンD欠乏性およびビタミンD抵抗性の骨軟化症,尿細管性アシドーシス,腎性骨異栄養症などにみられる.
【病理】X線所見では透過亢進像としてみられ,長管骨骨幹部皮質骨は萎縮し,骨端軟骨は厚くなる.組織学的には類骨が増加し,石灰化前線は不明瞭である.
【治療】活性ビタミンD投与など.