最適矯正力
- 【読み】
- さいてききょうせいりょく
- 【英語】
- optimal orthodontic force
- 【辞典・辞典種類】
- 歯科矯正学事典
- 【詳細】
- 矯正力の大きさは便宜上,強い力(heavy force),弱い力(light force),最適矯正力(optimal orthodontic force)に大別できるが,最適矯正力とは,歯根膜の圧迫側の歯周組織が最も速やかに効果的な改造現象を引き起こしたときに生じる力をいう.この矯正力は個体によっても,また同一個体においても年齢,性差によっても異なるが,オッペンハイム(Oppenheim,1911)とシュワルツ(Schwarz,1931)は,歯根面積当たりの力が毛細血管の血圧で20~26g/cm2以下,近藤は80g/cm2が好ましいとしている.最適矯正力が働いた場合,臨床的所見は以下の状態であるとされている.
1)矯正力の働いている歯に自発痛がない.
2)打診に対して著しい反応がない.
3)歯の弛緩動揺がない.
4)治療方針に従った歯および顎の移動が認められる.
5)X線診査により歯根,その他の歯周組織の病的な変化が認められない.