早期萌出
- 【読み】
- そうきほうしゅつ
- 【英語】
- premature eruption,early eruption
- 【辞典・辞典種類】
- 歯科矯正学事典
- 【詳細】
- (同)早期生歯
早期生歯は平均的萌出期より著しく早く萌出する早期萌出で,永久歯の場合臨床的意義は少ない.乳歯の場合,出生の際に萌出している歯を先天性歯(congenital tooth)とよび,そのうち出生時には萌出していなかった生後1ヵ月以内に萌出したものを新生歯(neonatal tooth)と称する.一般的に下顎乳中切歯部に発現し,1本のことが多く,2本のこともある.形態は乳歯に近いもの,瘢痕的なもの,歯根が欠如しているものなどがある.発現頻度は0.1%(三村)といわれている.原因には歯胚の早期形成,位置異常,発育促進などが考えられる.乳歯の早期生歯が多いが,乳歯が形成される前に生じた過剰歯(乳前歯)の場合もある.過剰歯の場合は一般的に抜歯が適応されるが,乳歯の早期生歯でも授乳障害を起こしたり,リガ・フェーデ(Riga-Fede)病(患児の舌下面に褥創性潰瘍を形成する)に誘因となる場合には抜歯が必要となる.