束状骨
- 【読み】
- そくじょうこつ
- 【英語】
- bundle bone
- 【辞典・辞典種類】
- 歯科矯正学事典
- 【詳細】
- 皮質骨,海綿骨とならんで歯槽突起を構成するもので歯槽内面部の骨質をいう.歯根膜線維の付着部であり,歯の骨植に直接関係する部分であることから歯科臨床領域では重要視されており,固有歯槽骨,篩状板などともよばれる.またX線写真上では不透過性を示し,歯槽硬線として認められる.歯に矯正力を作用させると歯槽骨に骨改造機転を生ずるが,このとき圧迫側では破骨細胞の出現によって束状骨に始まる吸収を牽引側では骨芽細胞の増殖,これに伴う類骨の形成,さらに石灰化の進行によって束状骨の形成が行われる.