中胚葉
- 【読み】
- ちゅうはいよう
- 【英語】
- mesoderm
- 【辞典・辞典種類】
- 歯科矯正学事典
- 【詳細】
- 脊椎動物発生初期の初期段階では,胚盤は外胚葉と内胚葉からなり2層性胚盤(ヒトでは受精15日めころ)という.その正中に原始線条が現れ,ここから外胚葉の細胞が陥入して中胚葉を形成し3層性胚盤となる.中胚葉は沿軸中胚葉,中間中胚葉,側板中胚葉(壁側中胚葉と臓側中胚葉)にわかれる.中胚葉は間葉という胚性疎性結合組織を形成し,間葉細胞から線維芽細胞,骨芽細胞,軟骨芽細胞などに分化する.中間中胚葉から腎臓などの泌尿器・生殖器,壁側中胚葉から消化管壁・血管,臓側中胚葉から腹膜・四肢の筋が発生する.
→内胚葉,外胚葉