ハバース管
- 【読み】
- はばーすかん
- 【英語】
- Haversian canal
- 【辞典・辞典種類】
- 歯科矯正学事典
- 【詳細】
- Havers,C.によって命名された骨単位の中心管をいう.皮質骨骨単位の中心に位置する毛細血管や細動静脈を通す直径20~120μmの管をいい,ときに神経線維や毛細リンパ管を含む場合もある.血管,神経の周囲はわずかな疎性結合組織で満たされ,そこには未分化の骨原性細胞,骨芽細胞,破骨細胞,大食細胞などが存在する.ハバース管の先端では常に骨改造が営まれ血管先端部には多数の破骨細胞が出現し,新しいハバース管の形成が行われている.