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ハンター症候群

【読み】
はんたーしょうこうぐん
【英語】
Hunter’s syndrome
【辞典・辞典種類】
歯科矯正学事典
【詳細】
 1917年,Hunterが最初に報告した.酸性ムコ多糖類の分解に関与しているL-イズロン酸2-硫酸スルファターゼの欠損による遺伝性ムコ多糖類代謝異常である.
【症状】主にガルゴイリズム様顔貌,低身長,心拡大,腹部膨満,関節拘縮などを示す.さらに,口唇肥厚,巨舌,開口,歯の形成・萌出遅延,形態異常,下顎変形などを示すこともある.精神発達は遅延しており,15歳前後で多くは死亡する.
【治療】対症療法を主体とし,外科的再建術が行われており特別な治療法はない.咬合障害がある場合には,矯正治療が必要である.