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バンド(帯環)材料

【読み】
ばんど(たいかん)ざいりょう
【英語】
band material
【辞典・辞典種類】
歯科矯正学事典
【詳細】
 バンドは固定歯,被移動歯に装着され歯の移動用の各アタッチメント(付加物)を付着させるもので矯正装置の基盤となるものである.現在ではダイレクトボンディングが多くなっているため利用価値は減少したが,物理的な強度を期待して大臼歯はもちろんのこと,小臼歯,犬歯にも用いられる.バンドは固定歯や被移動歯に装着されブラケットやバッカルチューブなどのアタッチメントを鑞着させるものである.バンド材料の所要性質は,容易にかつ精密に歯に適合させやすいこと,厚さが薄くても歯間に圧入できるほどの強さが必要であること,溶融点が高く,かつ酸化しにくいこと,電気溶接や鑞着が可能なことなどがあげられる.このような性質を満たす材料は,ニッケルクロム合金やステンレススチールがある.種類としては長く巻いたロールになっているもの,一定の長さになっているバンドマテリアル,ならびに各歯について20~30サイズがある既製バンド(シームレスバンド)がある.既製バンド(シームレスバンド)が現在主流を占め,その厚さが大臼歯で0.005インチ,小臼歯・前歯で0.004インチ程度のものがよく用いられている.
→矯正用材料