保隙装置
- 【読み】
- ほげきそうち
- 【英語】
- space maintainer
- 【辞典・辞典種類】
- 歯科矯正学事典
- 【詳細】
- 乳歯列期より混合歯列期を通して起こる乳歯,または永久歯の早期喪失や欠損によって生じる近遠心的な空隙の閉塞および垂直的空隙の閉塞を防止し,後続永久歯の萌出や補綴処置が行われるまでの一定期間空隙を確保する装置の総称である.保隙装置は,長期間の乳歯齲蝕や早期喪失によって生じる可能性の高い歯列弓の近遠心的空隙の狭窄,閉鎖,永久歯の不正位置への転位などを予防し,さらにそれらの症状に継発して起きる不正咬合をも予防しようとする抑制矯正の1つと考えられている.本装置は一般には,固定型装置,半固定式装置,可撤式装置の3つに分類することができる.
1)固定式保隙装置:クラウン,バンド,インレーなどを支台歯とし,それに架工歯,金属線,バーなどで連結したブリッジ型の保隙装置である;(1)アマルガムバー,(2)固定式可動性架工義歯,(3)リンガルアーチ
2)半固定式保隙装置:支台歯にクラウン,インレー,バンドなどを装着し,それからワイヤーループ,バー,ディスタルシューなどを空隙部に延ばして,保隙するものである.この構造を有する装置は,クラウンディスタルシューを除いての片側性の中間歯1歯のみ適用されることが多い;(1)バンドループ,(2)バンドバー,(3)バンドチューブ,(4)クラウンループ,(5)クラウンバー,(6)クラウンディスタルシュー,(7)インレーループ,(8)インレーバー
3)可撤式保隙装置:レジンまたは金属で連結した,可撤式の床応用の保隙装置であり,保隙が多数歯にわたり必要なとき用いる;(1)乳歯義歯
→矯正装置