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拇指尺側種子骨

【読み】
ぼししゃくそくしゅしこつ
【英語】
sesamoid bone
【辞典・辞典種類】
歯科矯正学事典
【詳細】
 第一中手指節関節掌側面で尺側に位置する種子骨で手根骨(リストボーン,wrist bone)のX線写真によって撮影を行う.この拇指尺側種子骨の出現時期と身長の思春期性スパートの発現時期はほぼ一致しており,ビヨルク(Bjork)によれば全身的な成長のスパートより約1年早く出現するという.また,黒田は一般に男子で約半年前,女子で約1年前に種子骨の石灰化が開始されるとしている.基準平均値と比較検討して症例の骨年齢を知り,下顎骨が長管骨と同等の発育をするといわれているので下顎骨の形成状態と今後の発育量を予測することができる.
→X線検査