モアレ縞解析
- 【読み】
- もあれじまかいせき
- 【英語】
- moire topography
- 【辞典・辞典種類】
- 歯科矯正学事典
- 【詳細】
- モアレは仏語で“波形をつけた”の意味で,モアレ縞は2種類以上の紋様を重ねるときに生ずる新しい縞模様をいう.このモアレ縞を物体の形状測定に応用したのが等高線モアレ縞解析である.等高線モアレ縞計測装置は投影系と結像系から構成されている.まず基準格子を物体に投影し,物体上に格子像を形成する.さらにこの格子像を結像系のレンズに撮影すると,物体の形状に応じて変形を受けた変形格子像として結像系の基準格子上に結像される.この変形格子と基準との重なりによって物体形状を示す等高線モアレ縞が形成される.モアレ縞は被検体とともにカメラに撮影することによって画像として記録される.歯科矯正学の研究において,この解析法は歯や顎骨に矯正力を作用させたときの力の強さや分布の検討に用いられる.