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ライトフォース

【読み】
らいとふぉーす
【英語】
light force
【辞典・辞典種類】
歯科矯正学事典
【詳細】
(同)弱い力
 矯正力の大きさは便宜上,強い力(heavy force),弱い力(light force),最適矯正力(optimal orthodontic force)に大別できるが,この中で弱い力とは矯正力が弱く歯根膜の圧縮の度合いが少なく,直接性吸収(direct resorption)を生じる力をいう.臨床的にストーレー(Storey)らはエッジワイズ装置で弱い力を150~250gとし,ベッグはベッグ装置ではワイヤーとブラケット間の摩擦が小さいので弱い力を60~70gであることを示した.弱い力は差動矯正力の理論によれば前歯の移動を行う力の範囲であるとされている.しかし,この差動矯正力の考えは概念的なものであり,ホールディングアーチ,顎外固定装置(ヘッドギア)やアンカレッジベンドを臼歯に付与して加強固定を行って前歯の移動を行うことが多い.この弱い力(ライトフォース)はブラケットあたり30grmとなるため根尖1/3が回転の中心となり約15grmの反作用の力により根尖が唇側に移動しやすく,その半分の15grmの力すなわち,よりもっと弱い力がこのましいとする考え方がありウルトラライトフォース(ultra light force)と呼ばれ1980年代より広く使用されている.
→ウルトラライトフォース