リシェイピング
- 【読み】
- りしぇいぴんぐ
- 【英語】
- reshaping
- 【辞典・辞典種類】
- 歯科矯正学事典
- 【詳細】
- 後戻りは不良な歯の形態が原因となることがある.とくに日本人では上顎切歯の辺縁隆線がシャベル状に隆起し,それが原因で下顎前歯の叢生を惹起することがある.したがって動的治療期間中に切歯の辺縁隆線をポイントで削除し,形態を修正し後戻りを防止する必要がある.この場合,切歯の辺縁隆線の削除による形態修正をリシェイピングという.その他として,小臼歯を犬歯の代わりに使用した場合,小臼歯の形態を犬歯に似た状態に修正し,咬頭嵌合などを改善することや下顎切歯部などによくみられる逆三角形の歯牙負担による扇状の後戻りを防止するために,隣接面をストリッピングして歯冠形態を修正することなどもこれに属する.
→ストリッピング