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レシプロカルルートトルク

【読み】
れしぷろかるるーととるく
【英語】
reciprocal root torque
【辞典・辞典種類】
歯科矯正学事典
【詳細】
(同)相反トルク
 相反トルクのことであり,ベッグ法のステージIIIにおいて使用される付加物である.主に上顎左右側中切歯歯根を舌側移動させると同時に上顎左右側側切歯歯根を唇側移動させたり,隣在歯2歯の歯根を唇側(舌側)に他方の歯根を舌側(唇側)に移動させたりするときに用いる.側切歯から側切歯の4前歯用のものの屈曲手順としては.014"ライトワイヤーを用い左右側中切歯の遠心端で135°屈曲し,スパーを作製する.その後スパーと同じ側に側切歯切縁側を押すリバーストルクの作用をする部位を屈曲し基本形とする.ボールアンドソケットのプライヤーを用いて歯列弓に適合させトルクの作用する部位と,リバーストルクの作用をさせる部位とアクチべ-トする.たとえば片側の中切歯と側切歯のレシプロカルルートトルクを行う場合,コの字型の基本形を作製しボールアンドソケットのプライヤーを用いて歯列弓に適合させた後,適度にアクチべ-トを加え主線とともにセットする.