計測点（頭部Ｘ線規格側貌写真の）
- 【読み】
- けいそくてん（とうぶえっくすせんきかくそくぼうじゃしんの）
- 【英語】
- measure point（of roentgenographic cephalogram）
- 【辞典・辞典種類】
- 歯科矯正学事典
- 【詳細】
- 頭部X線規格側貌写真を評価するために基準となる点をいう．頭蓋や骨内部に設定される計測点には解剖学的な点のほかに頭部X線規格側貌写真上にとられるX線学的な点や作図上の点がある．また，計測点は年齢，性，成長，人種などによる頭蓋構造の違いにより一定の様相を呈しない場合もある．
【矯正臨床で一般的に用いられる主な計測点】
1）前頭蓋部：(1)ナジオン（nasion, N）
2）眼窩部と翼口蓋窩：(1)オルビターレ（orbi-tale, Or），(2)キーリッジ（key ridge, KR），(3)Ptポイント（pterygoid point, Pt），(4)蝶顎裂（pterygomaxillary fissure, Ptm）
3）側頭部：(1)セラ（sella turcica, S），(2)コンディリオン（condylion, Cd），(3)アーティキュラーレ（articulare, Ar），(4)ポリオン（porion, Po）
4）大後頭孔部：(1)バジオン（basion, Ba），(2)ボルトンポイント（Bolton point, Bo），(3)オピスチオン（opisthion, Op），(4)歯突起尖（odontoid process, Od）
5）上顎および下顎：(1)上顎：前鼻棘（anterior nasal spine, ANS），A点（point A, A），プロスチオン（prosthion, Pr），上顎中切歯の切縁（UI）と根尖端（UX），上顎第一大臼歯，後鼻棘（posterior nasal spine, PNS），(2)下顎：インフラデンターレ（infradentale, Id），下顎中切歯の切縁（LI）と根尖端（LX），B点（point B, B），Pmポイント（protuberance menti），ポゴニオン（pogonion, Pog），グナチオン（gnathion, Gn），メントン（menton, Me），ゴニオン（gonion, Go），(3)モラーレ（molare, Mo）