KBホリゾンタルブラケット
- 【読み】
- けーびーほりぞんたるぶらけっと
- 【英語】
- KB horizontal bracket
- 【辞典・辞典種類】
- 歯科矯正学事典
- 【詳細】
- (同)6°ティップエッジブラケット
KBテクニックのホースシステムや考え方に基づいて,1986年11月,亀田によりティップエッジブラケット(tip edge bracket)を改良して製作されたブラケットである.ティップエッジブラケットの20~25°のティップでは傾斜させ過ぎとなってしまうため,最大限に傾斜しても6°のティッピングですむような6°のティップがついているKBホリゾンタルブラケット(KB horizontal bracket)が開発された.すなわち6°のティップはロウフリクション(low friction)の考え方でできており,傾斜を最小限度に抑制するという目的からブラケットに付与されている.またKBテクニックは顎外固定装置による加強固定を使用しないため,ワイヤーとブラケットの間をロウフリクションとするためにトルクは付与されていない.このブラケットのスロットは.022"×.025"であり中央にバーティカルスロット(vertical slot)がパワーピン,アップライティングスプリング,ローテーションスプリングなどを挿入するために付与されている.
→ティップエッジブラケット