位相差顕微鏡
- 【読み】
- いそうさけんびきょう
- 【英語】
- phase contrast microscope
- 【辞典・辞典種類】
- 歯周病学事典
- 【詳細】
- 光学顕微鏡の集光レンズの前焦点面に、リング状の絞りを置き、これと共役の位置にある後焦点面対物レンズ内に、絞り像に合うように位相のズレを強調させる位相板を装置することにより、結像面で大きく干渉させ、位相のズレを明暗の差にかえて観察することができるようにした顕微鏡である。これを用いて生きた細胞、細菌を無染色のまま観察することができる。歯周疾患治療において、患者の口腔内より採取した歯垢(うごめく細菌)を実際に本器でみせることにより、プラークコントロールに対する動機づけmotivationに利用し、その有効性が確認されている。