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ウィドマン改良フラップ手術

【読み】
うぃどまんかいりょうふらっぷしゅじゅつ
【英語】
modified Widman flap surgery
【辞典・辞典種類】
歯周病学事典
【詳細】
1974年にRamfjord,S.P.が発表した歯周外科手術方法である。ウィドマン原法はすべての症例に歯槽骨骨頂部を露出させる手術法であるが、その必要のない症例も多い。この手術方法は中等度の歯周炎で4~5mm程度の歯周ポケットのある症例、中等度の根分岐部病変のあるものが適応症であり、付着歯肉の幅がないものは禁忌とされている。この方法の利点は歯周組織の喪失が少く、術後の疼痛障害も少く、歯根面に歯肉の付着が期待され、根面の露出が少く審美性も高いことである。一方欠点としては術後歯間部に歯肉クレーターが生じ、歯肉形態の回復が遅れやすいことである。