X線写真
- 【読み】
- えっくすせんしゃしん
- 【英語】
- radiogram、radiograph、roentgenogram、X-ray
- 【辞典・辞典種類】
- 歯周病学事典
- 【詳細】
- 被写体を透過して強さの違い(X線コントラスト)のついたX線を直接、または増感紙などの螢光板からでる可視光を介してX線フィルム上で黒化度の大小(写真コントラスト)として記録したもの。露光されたX線フィルムには、潜像が形成されるが、肉眼でみることはできない。そこで、現像、定着、水洗、乾燥の一連の操作から成る写真処理を行い、肉眼でみることができ、長時間保存可能なX線写真とする。
X線写真の良し悪しは、観察する人の主観的な問題もあり一概にはいえないが、一般的には少い線量で撮影され、写真コントラストがはっきりしており、微小なものでも明瞭に(鮮鋭度がよい)観察され、しかも多くの情報を含んでいるものがよい写真といえる。これらの条件は、撮影から写真処理までのすべての過程が適切であるかどうかにかかっている。撮影系では被写体、フィルムの位置付け、主線の入射角度が適切なこと、フィルム・被写体・管球の三者に動きのないこと、および撮影時間が適切なことが必要である。写真処理では、疲労、汚れの少い現像液を用いること、最適現像条件を守ることが必要である。フィルム系では、高感度、高鮮鋭度、高コントラストフィルムの使用が望まれるが、鮮鋭度とコントラスト、コントラストと情報量などは互いに相反する性質をもつので、撮影目的に応じた使い分けが必要である。