歯肉圧排法
- 【読み】
- しにくあっぱいほう
- 【英語】
- gingival displacement、gingival retraction
- 【辞典・辞典種類】
- 歯周病学事典
- 【詳細】
- 歯肉縁に隣接する歯質や歯頸部歯肉縁下まで修復操作が必要な場合にその操作を行いやすくするために、一時的に歯肉を歯質から排除することをいう。これは歯肉縁下に窩洞形成を行う場合の歯肉に対する損傷防止や修復処置を行いやすくしたり、歯肉縁下まで印象を完全に採得するための操作である。
歯肉圧排法としては、即時圧排法と緩徐圧排法に分けられる。即時圧排法とは、その場で即座に歯肉を排除し押し下げる方法であり、クランプによる方法、圧排用綿糸(0.1%エピネフリン、明バン飽和溶液などの薬液を浸透させることもある)による方法、高周波メスによる歯肉縁の外科的切除による方法などがある。緩徐圧排法とは、次回来院時までに徐々に歯肉を排除する方法であり、ストッピングによる方法、仮封用キャップによる方法などがある。