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歯肉溝

【読み】
しにくこう
【英語】
gingival sulcus
【辞典・辞典種類】
歯周病学事典
【詳細】
【同】サルカス、歯齦嚢、歯肉嚢
歯肉溝とは歯肉辺縁と歯面との間を入口とし、接合上皮(付着上皮)の最歯冠側細胞を底部とした浅い溝のことである。別名サルカスまたは歯肉嚢ともいう。生理的に正常な歯肉溝の深さは0.5~2mmであり、それ以上を歯周ポケットという。歯肉溝の上皮は非角化性であり、炎症の好発部位になりやすい。歯周疾患の診断の際に歯肉溝の深さを測定することは、病変の進行程度を知る上でたいへん重要なことである。