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歯肉上皮

【読み】
しにくじょうひ
【英語】
gingival epithelium
【辞典・辞典種類】
歯周病学事典
【詳細】
歯肉上皮は口腔側上皮、歯肉溝上皮、接合上皮に分けられる。口腔側上皮は遊離歯肉および付着歯肉を覆っている上皮である。組織学的に結合組織から口腔側に向かって基底層、有棘層、顆粒層、角質層の重層扁平上皮になっている。歯肉溝上皮は、遊離辺縁部または歯間部歯肉頂部から歯肉溝底部までを覆っている上皮で、別名サルカス上皮ともいう。組織学的には表層は非角化層(非角化層歯肉上皮)よりなる重層扁平上皮より成っている。接合上皮は、歯肉溝底部からエナメル・セメント質境までの上皮で、直接歯(エナメル質表面)に接合する。組織学的には歯肉溝底部付近では10~20層の扁平上皮細胞層よりなり、セメント・エナメル境に向って薄い層になっていく。一般に接合上皮の根尖端部から歯槽骨頂との距離は約1~2mmである。3つの上皮の中で歯肉溝上皮は角化していないので、歯垢の刺激をうけやすい。上皮細胞は口腔側上皮では10~12日、接合上皮では2~10日で新しい細胞との入れかえが行われている。