上皮性付着
- 【読み】
- じょうひせいふちゃく
- 【英語】
- epithelial attachment
- 【辞典・辞典種類】
- 歯周病学事典
- 【詳細】
- 歯根表面への歯肉の付着様式のうち、上皮によるものをいう。
一般的に、この付着様式が問題となるのはスケーリング、ルートプレーニング、歯周外科、根面の酸処理後の再付着、新付着時である。上皮付着は、口腔上皮由来の細胞が細胞表面のヘミデスモゾームを介して、歯根表面に形成される。上皮性の付着には歯肉および歯根膜由来の結合組織細胞が増殖して根面に付着する速度に比べてはるかに速いため、スケーリング、ルートプレーニング、歯周外科処置後の治癒形態のほとんどが上皮性付着の形になることが多いといわれている。このように術後の上皮性付着が根面に長く形成された治癒形態をロングジャンクショナルエピセリウムと呼んでいる。