接合上皮
- 【読み】
- せつごうじょうひ
- 【英語】
- junctional epithelium
- 【辞典・辞典種類】
- 歯周病学事典
- 【詳細】
- 【同】付着上皮
歯面と結合している上皮細胞層をいい、歯肉溝上皮および結合組織と隣接し歯肉溝基底部を構成しており、基底層とその上の基底細胞の2層から成っている。角化しておらず上皮突起も欠けており、退縮したエナメル上皮に由来するといわれている。セメント・エナメル境付近では1~2個の細胞の厚さで、歯肉溝底部に向って次第に厚くなり、15~18個の細胞が並ぶ厚さとなり、長さは0.25~1.35mmといわれる。接合上皮の細胞間には、リンパ球様細胞、多形核白血球などの存在が認められており、細菌由来の刺激物質の侵入に対する防御機構の一部を担っていると考えられる。しかし機械的、化学的な刺激には抵抗力が弱い。