舌側弧線装置
- 【読み】
- ぜっそくこせんそうち
- 【英語】
- lingual arch appliance
- 【辞典・辞典種類】
- 歯周病学事典
- 【詳細】
- Mershon,J.V.(1918)により考案発表された自然派を代表する舌側弧線法である。
本装置による歯の移動様式は傾斜移動で、歯に加えられる矯正力は比較的弱く、かつ持続性があり、個々の歯の移動手段としてはきわめて効果的な装置である。したがって混合歯列から永久歯列までの広い範囲で活用される。通常、歯を舌側より唇頬側へ、また近遠心方向に移動させる場合に用いられる。
舌側歯頚部に位置するラウンドワイヤーによる主線と、これを維持する維持部、歯の移動を行う弾線から構成される。種々の矯正装置のなかでも、最も適応範囲が広い装置の一つである。