創傷治癒
- 【読み】
- そうしょうちゆ
- 【英語】
- wound healing
- 【辞典・辞典種類】
- 歯周病学事典
- 【詳細】
- 創傷により欠損、離断の生じた組織を修復し、組織の連続性の回復をはかる生体の反応。一般に創傷の治癒過程には一次癒合(一次性治癒)と二次癒合がある。一次癒合とは、平滑な創面同士が緊密に接着した状態からほとんど肉芽の形成をみずに、すみやかな創縁の癒合が起り、線状の瘢痕のみ残して治癒するものである。この過程をたどるためには感染がなく、壊死組織や異物等の介在が少いことが必要である。これに対し二次癒合は、広がった創面に多量の肉芽が新生し、欠損部を補填した後はじめて表皮の被覆が起るもので、多くは感染を伴っている。