知覚過敏症
- 【読み】
- ちかくかびんしょう
- 【英語】
- hypersensitivity of dentin,dentin hypersensitivity
- 【辞典・辞典種類】
- 歯周病学事典
- 【詳細】
- 【同】象牙質知覚過敏症
知覚過敏とはエナメル質やセメント質による被覆を欠いた象牙質面に機械的、温度的、化学的刺激が加わったときの一過性の電撃的痛みをさす。また自発痛のみられないことを特徴とする。組織学的には、歯髄に変化が認められないとする報告もあるが、知覚過敏点に対応する歯髄面に、変性や充血がみられるという報告もある。歯種としては前歯、小臼歯で多くみられ、なかでも犬歯がもっとも頻度が高い。知覚過敏が臨床上問題になるのはおもに歯頸部のくさび状欠損と、歯周治療に伴う歯根露出がみられる場合である。