PMAインデックス
- 【読み】
- ぴーえむえーいんでっくす
- 【英語】
- PMA index(Schour & Massler,1947)
- 【辞典・辞典種類】
- 歯周病学事典
- 【詳細】
- もっとも早くシステム化された指数で、歯肉炎の拡がりをあらわす上下顎の前歯と、犬歯の所見から指数を算出する。
PMAとは、歯間乳頭papillary gingiva、辺縁歯肉marginal gingiva、付着歯肉attached gingivaの頭文字をつづったものである。その評価方法は個々の歯の唇側歯肉を乳頭部、辺縁部、付着部の3部位に分け、それぞれの単位歯肉に少しでも炎症が認められれば1点を与え、全体の合計点数であらわす方法である。
点数の算出方法は、上顎の前歯部の歯間乳頭歯肉部に、すべて炎症が存在すれば5点で(犬歯と第一小臼歯間の歯間乳頭は普通算定しない)辺縁歯肉部、付着歯肉部は各6点の計17点、下顎も同様で、上下顎の合計は34点となる。したがってPMAインデックスの最低点は0(臨床的に正常と思われる歯肉に対しては点を与えない)、最高点が34点となるわけである。
さらに、集団の平均PMAインデックスは、疾患に罹患した部位の総数を合計したものをあらわし、これを疾患に罹患した患者数で割って算出する。