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散瞳作用

【読み】
さんどうさよう
【英語】
mydriatic action
【辞典・辞典種類】
歯科用語小辞典(基礎編)
【詳細】
 末梢性の散瞳は、瞳孔括約筋(副交感神経支配)の麻痺あるいは、瞳孔散大筋(交感神経支配)の痙攣によって起こる。前者の散瞳は、アトロピン、ホマトロピン、トロピカミドなどの副交感神経遮断薬により、また後者の散瞳は、アドレナリン、フェニレフリン、ヒドロキシアンフェタミンなどの交感神経様作用薬物や局所麻酔薬のコカインなどによって発現する。これらの薬物にみられる瞳孔を拡大する作用を散瞳作用という。