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次亜塩素酸ナトリウム(溶液)

【読み】
じあえんそさんなとりうむ(ようえき)
【英語】
sodium hypochlorite (solution)
【辞典・辞典種類】
歯科用語小辞典(基礎編)
【詳細】
【同意語:アンチホルミンナトリウムリット、NaOCl】
 次亜塩素酸ナトリウムの水溶液をアンチホルミンという。ヒポクロリットはその俗称である。次亜塩素酸ナトリウムの作用は、水と反応して生ずる次亜塩素酸とNaOHに基づく。次亜塩素酸はその強力な酸化作用によって、ほとんどすべての微生物に殺菌作用を示すほか、漂白作用や制臭作用を発現する。しかし、血液や膿汁などの有機物が共存するとその作用は著しく減退する。また、NaOHの強アルカリは根管内の壊死組織を溶解(有機質溶解作用または組織溶解作用)するだけでなく、オキシドールを激しく発泡させる。根管清掃剤として歯科で汎用されるほか、一般にも消毒、漂白、制臭の目的で広く用いられている。