伝導路
- 【読み】
- でんどうろ
- 【英語】
- tractus
- 【辞典・辞典種類】
- 歯科用語小辞典(基礎編)
- 【詳細】
- 脳の中枢から末梢へ、また逆に末梢から中枢へ、数個の神経線維(ニューロン)を通じて刺激が伝えられる道筋を伝導路という。脳から末梢の筋肉へ刺激が伝えられるのを下行性(遠心性)伝導路といい、知覚刺激(痛み、味覚、視覚、聴覚)などが脳へ伝えられるのを上行性(求心性)伝導路という。下行性としては錐体路、錐体外路とがある。上行性として味覚は鼓索神経(顔面神経)と舌咽神経から延髄に行き、ニューロンを代えて大脳皮質の味覚野に達し味を感じる。これらの道筋に異常があると味が感じられなくなる。視覚、痛覚なども同様。