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グラム陽(陰)性菌

【読み】
ぐらむよう(いん)せいきん
【辞典・辞典種類】
歯科用語小辞典(臨床編)
【詳細】
 ほとんどの細菌はグラム染色により、陽性菌あるいは陰性菌のどちらかに分けることができる。両者の違いは細胞壁の構造と組成にあり、陰性菌の場合には、陽性菌が有していない外膜をもつ。グラム陽性菌の細胞壁には、グラム陰性菌の細胞壁に含まれる内毒素のような毒作用はないが、ぺプチド・グリカンなどのようにアジュバント物質として、免役応答を増強する働きのあるものもある。