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動的矯正装置

【読み】
どうてききょうせいそうち
【英語】
dynamic orthodontic appliance
【書籍】
歯科技工士のための 実践 矯正装置製作法
【ページ】
18

キーワード解説

歯列矯正において、歯や顎骨を移動させるために用いる矯正装置。装置が歯に合着あるいは接着されて患者が取り外すことのできない固定式と、患者自身で取り外すことができる可撤式がある。また、矯正用線の弾性やゴムの収縮力、拡大ネジなどを利用することによって移動を広範囲に行うことができる器械的矯正装置と、筋の機能力を矯正力として応用する機能的矯正装置に分類することもできる。これらの装置は、歯や顎骨の移動方法・移動方向・症例などによって選択される。症例によっては治療段階に合わせて矯正装置を数種類変更することもある。動的矯正装置として用いられることが多い装置としては、舌側弧線装置、床型可撤式矯正装置、アクチバトール、バイオネーター、エラスティッシェオフェネアクチバトール、急速拡大装置、クオドヘリクス、バイヘリクスなどが挙げられる。