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再生療法後メインテナンス

【読み】
さいせいりょうほうごめいんてなんす
【英語】
periodontal maintenance after regenerative therapy
【書籍】
歯科衛生士 2007年3月号
【ページ】
42

キーワード解説

再生療法後メインテナンスとは、治療後メインテナンスの1つで、失った付着器官(セメント質、歯根膜、歯槽骨)を、GTR法やEGR法(EMD guided regeneration)で再生させようとする外科処置後のメインテナンスである。再生療法後の理想的な治癒形態はシャローサルカスであるが、ディープサルカスで治癒している場合も少なくはなく、この場合は、さらに切除療法を追加する必要がある。シャローサルカスで治癒している場合は、まずは歯肉炎が起こり嫌気性菌の育ちやすい環境ができることから、診査時には歯肉の位置に注意を払い、根面う蝕や歯肉炎にならないようアンダーブラッシングに気をつける。一方ディープサルカスで治癒している場合は、長い接合上皮や真の結合組織性付着の破壊が起こる可能性があることから、診査時に付着レベルに注意し、付着の喪失が起きないようアンダーブラッシングに気をつける。