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組織付着療法後メインテナンス

【読み】
そしきふちゃくりょうほうごめいんてなんす
【英語】
maintenance following tissue attachment therapy
【ページ】
45

キーワード解説

組織付着療法後メインテナンスとは、治療後メインテナンスの1つで、できるだけ組織を温存し、ポケット内に露出していた根面に長い上皮性付着を作ってプロービング値を減少させる、外科処置後に行うメインテナンスである。組織付着療法後は長い接合上皮が形成され、ディープサルカスができる。このディープサルカスが悪化すると、まず長い上皮性付着が剥離し、その後、結合組織性付着の喪失が起こるものと考えられる。上皮性付着の喪失であれば元に戻る可能性はあるが、結合組織性付着の喪失があれば元に戻すことは難しく、再治療が必要となる可能性がある(上皮性付着、結合組織性付着どちらが喪失しているかは、付着レベルで判断する)。ゆえにメインテナンスでは、アンダーブラッシングによる上皮性付着の剥離、オーバーブラッシングによる歯肉退縮に注意を払う。