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歯のパーセンタイル曲線

【読み】
はのぱーせんたいるきょくせん
【英語】
percentile curve for dentition
【書籍】
歯科衛生士 2007年2月号
【ページ】
21

キーワード解説

歯のパーセンタイル曲線とは、口腔内の状況をわかりやすく評価できる指標の1つ。自分の歯の本数(歯数)と年齢から、同年齢の間で、どのくらいの順位になるのかを相対的に評価する。また、現状の歯数から曲線をたどっていくことで、今後の予測の目安とすることができる。歯数が多い順に「何パーセンタイル値」(上位何パーセント)というふうに評価する。歯のパーセンタイル曲線を用いることで、(1)年齢別に歯数から簡易な相対的評価ができる、(2)将来の歯数の予測目安になる、(3)喪失歯が増えつつある患者へのモチベーションとなる、(4)歯数を図にあてはめることで、メインテナンスの重要性を視覚的に理解できる、などのメリットがある。
なお、平成11年歯科疾患実態調査を用いた歯のパーセンタイル曲線の図は、吉野浩一氏(横浜銀行健康管理センター歯科診療室、東京歯科大学衛生学講座非常勤講師)の作成による。