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インプラント手術の環境整備

【読み】
いんぷらんとしゅじゅつのかんきょうせいび
【書籍】
歯科衛生士 2007年2月号
【ページ】
36

キーワード解説

インプラント手術においては、感染防止を考えたいくつかの環境整備の条件が挙げられる。まず、人や器具・器材の流れを分離しておく(導線分離)。続いて、患者のプライバシー保護のための手術スペースを確保する。個室がなければ、パーテーションなどでも可能である。また、清潔域・不潔域を明確に分け、清潔域を確保しやすくするためにユニット周囲の整理や、雑菌発生の原因となり得る観葉植物などの配置にも注意したい。さらに、器具・器材の滅菌を確実にするためのシステムも構築しておく必要があり、空調管理にも配慮することが望ましい。これらの条件をクリアすれば、手術室や特別な診療室ではもちろん、一般診療室においてもインプラント手術は可能となる。